療育プログラムに参加して子どもの可能性を広げよう

療育プログラムには障がいに応じたさまざまな種類がある

障がいを持つ子どもへの療育プログラムにはざまざまなものがあります。脳科学や発達心理学に基づいたプログラムが有効で、それにより感覚の発達や身体の協調性、力や感情のコントロールの仕方、ものをみる能力など生活全般に必要な技能や学習能力などを身に付けることをめざしています。またプログラムに参加することで、各々の不適応行動が改善されて子ども自身の意欲や自信を促すことにもつながります。

療育プログラムにはさまざまな専門領域あります

  • 視覚機能を高めるための「ビジョントレーニング」
  • 生活動作を支える「ADLトレーニング」
  • 集団行動や対人関係を学ぶ「ソーシャルスキルトレーニング」

その1つがビジョントレーニングという視覚機能を高めるためのトレーニングです。これは、目にとまったものを認識する能力を中心に、書く力や読む力、記憶力や空間認知能力などを育てていくもので、今後の学習能力向上に大きく役立ちます。一方、ADLトレーニングは日常の生活動作を支える基本的な動きのトレーニングです。これは、障がいを持つ子どもの自立支援には欠かせない訓練で、箸やスプーン、服のボタンの留めはずしなど手先の基本的な動きの訓練をしたり、「片付ける」という概念を学んだりするトレーニングになります。

社会参加にはソーシャルスキルトレーニングははずせない

中でも、ソーシャルスキルトレーニングは、集団行動や対人関係のあり方を学んでいくもので、発達障がいの子どもたちには特におすすめの重要なプログラムです。集団の中でのルールを学ぶだけでなく、その中で自分の気持ちを表現したり、他者の感情を推し量るなど非常に難しい側面があります。自分を上手にコントロールすることも必要なるため、今後の社会参加においてとても大切なトレーニングであるといえるでしょう。
子どものソーシャルスキルトレーニングはゲームやごっこ遊びなどの共同活動を通して、人間関係が上手にできるようなコミュニケーションスキルを育てることを基本としています。ゲームではルールを守って行動すること、悔しいという感情をコントロールすることなどを学び、ごっこ遊びではそれぞれの役割分担の仕方や協力しあうことなどを学んでいくのです。このような療育プログラムに早くから参加することは、障がいを持つ子供の可能性を大きく広げることにつながります。

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