就労移行支援の気になる情報
就労支援を利用するまでの流れ
まず、現在住んでいる地域の役所の障がい福祉課で相談をします。そして、事業所を紹介してもらい、実際に見学に行きます。就労移行支援のメリットの1つでもあるのが、事前に見学する事で実際の雰囲気や細かいプログラムの内容など利用後においてもギャップなどの相違による退所を防ぐ事ができます。また、見学は複数の事業所で行う事ができる為、事業所の比較ができる事も特徴です。そして、利用したい事業所が決まれば、行政窓口に就労移行支援の手続きに必要な書類をもらい、受給者書の申請を行います。そして受給者書の発行が完了した後には利用する事業所との間に利用契約を結びます。また、実際に事業所で働く際には、就労移行支援事業のスタッフが個別支援計画を作成するので、その計画に沿って最終的には就職を目指します。
就労支援で受けられるサービスは職業訓練と就職支援そして定着支援の3つです。職業訓練では就職をする為に必要なスキル、例えばビジネスマナーや資格などを取得する為のカリキュラムを受講します。そして就職支援は利用者の希望に沿った就職先の紹介などになります。定着支援では、就職が決まり、実際に働き始めてから6ヶ月の間は、利用者の不安や企業とのトラブルなどを解決できる様に支援をしてもらえます。
就労移行支援を利用できる期間について
就労移行支援が利用できる期間は基本的には、2年間と定められています。利用者はこの2年間で就職をする為の知識やスキルを身に着け、就職先を見つけなければいけません。この様に原則として2年ですが、必要が認められた場合においては最大で12ヶ月の延長も可能です。この様に就労移行支援は2年間で就職先を見つける為、多くは職業訓練を受け、就職の為の知識やスキルを取得する為のカリキュラムを受講します。基本的な流れとしては、最初の4ヶ月で職業訓練などを通して、パソコンのスキルやビジネスマナーなどを学び、その後は企業インターンを通して職場見学などを行い、そして就職活動を行います。