難病の人への就労支援とは

難病について

難病とは、発症の原因が明らかでなかったり、治療方法が確立されていない、希少な疾患であり、長期療養を必要とするという4つの要素を全て満たす疾患のことを言います。
難病というと働けないというイメージを持つ人や企業は多いですが、実際には医学の進歩によって日常生活を送るのに問題がない人も増えてきています。ただし、その一方で完治は難しいということが多く、軽症状態を維持していて定期的な通院や服用などの管理が不可欠なケースはよくあります。
そのためそんな難病の人でも、治療を行いながらも社会参加できるような仕組みを作ることが重要となってきています。

難病を患っていても仕事をしたいという場合には、無理なく活躍することのできる、通院や休憩などの業務調整に理解と配慮が可能で、自己管理と職場での対応スキルを身につけることが必須と言えます。
このようにきちんと自己管理などができていれば、仕事をすることもできるようになり就労支援してくれる機関もあります。

難病の人への就労支援

難病や障がいがある場合、就労支援を受けることがオススメです。仕事探しをサポートしてくれる機関を利用することによって、病状を理解してもらえる職場探しをできます。
まず、最も身近な機関が「ハローワーク」です。障がい者手帳の有無にかかわらず、ハローワークであれば継続的な職業紹介などの支援を受けられます。障がい者雇用の求人を紹介してもらうだけではなく、無理なく働くことのできる仕事内容の求人も紹介してもらえます。
一般的に難病相談支援センターの管区のハローワークでは、難病に関する就労支援のスタッフが配置されており、難病相談支援センターと連携することによって無理なく働けるように相談することができたり、企業側への症状の説明を一緒に考えてもらえたりできます。

また、就労移行支援も就労支援としてオススメです。これは求職から就職まで一連の流れをサポートする事業ですので、就労支援事業所へ通うことによってサポートを受けながら就職を目指せます。
職業訓練や面接、履歴書の書き方などのサポートから、就職後の支援も行ってもらえるため、病気によって問題が出た場合でも的確に調整してもらえます。

全国のハローワーク

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