個別指導で安心してソーシャルスキルトレーニングを受けられるのか

ソーシャルスキルトレーニングは個別指導もある

ソーシャルスキルトレーニングは社会生活を送る上での対人能力を主とした能力開発をするためのトレーニングです。そのため、スキルトレーニングの内容として他の人と一緒に行う内容が盛り込まれている傾向があります。ディスカッションやディベートをしたり、ゲームや共同作業をしたりしてうまくコミュニケーションを取れるようにしていくのが通例です。
しかし、発達障害の場合には人と会うことすら辛いと感じてしまうこともあり、このような内容のトレーニングを受けるのが不安になってしまう事例も少なくありません。その点を考慮して個別指導のソーシャルスキルトレーニングも受けられるようになっています。

個人指導のスキルトレーニング2種類

個別指導の場合には主に2通りのスキルトレーニングの仕方があります。

1.テキストやワークシートなどを使って心を育んでいく方法
言葉をうまく使いこなせないことが問題になっているケースは少なくありません。その際にワークシートでどんな言動をしていくと良いかを学んだり、イラスト付きのシートを使ってそのシチュエーションでどんな発言をすべきかを考えたりするトレーニングを受けるとだんだんと話をすることに自信を持てるようになります。その対話のトレーニングも講師と一対一でできるので安心できるでしょう。
2.講師によるコーティングセッション
テキストなどで学ぶのと違って、実際に会話をすることにより自己表現をできるようにするのが特徴です。テキストを使うのに比べると人と話せる状況になっていることが求められますが、対面で行うのが難しい場合には電話などを使った方法から始めることもできます。

このような個別指導を受けるためには専門の認定講師に依頼したり、就労・生活支援センターを利用したりする方法があります。集団指導と違って受け付けている施設の数は少なめですが、認定講師を抱えているコーチング塾を利用すれば比較的簡単に見つけられるでしょう。

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