イキイキと働くために!就労継続支援A型事業所は選び方3つのポイント
就労継続支援A型事業所についておさらい
就労継続支援A型事業所とは、障がい者や病気で就労を制限される人が働ける職場を提供する福祉サービスです。障がい者への理解のある支援スタッフが常駐しています。B型とは違い雇用契約を結んで働きますので、最低賃金以上の時給で働けることが魅力です。
よく似た名前のサービスに、就労「移行」支援A型があります。これは一般の企業で働くことを最終目標として訓練を受ける事業所で、2年間だけしか利用できません。
就労「継続」支援A型では、一般企業へ就職していくケースもありますが、同じ事業所で働き続けている人のほうが多いのです。もしも障がいや病気が重くなってA型事業所での仕事が辛くなった場合は、自分のペースで働けるB型事業所へ移ることもできます。
就労継続支援A型事業所の選び方は大事
就労継続支援A型の事業所にもさまざまなものがあります。肉体労働が中心になるところや、カフェなどの接客業を行っているところなど多様です。
働き始めるまでに地方自治体を通して利用の申し込みをしたり受給者証を受け取ったりしますから、選び方を間違えるとそのような手間がムダになります。ですから、事業所の選び方はとても重要です。では、どのような点に気をつけて以下の3つのポイントをみていきましょう。
1.自分に合った仕事内容の確認
まず、仕事の内容が自分に合っている事業所を選びましょう。その事業所で行っている仕事は、自分の障がいや性格にふさわしいものか判断することが大切です。「ふさわしい」という意味には、「能力に合っている」という側面と「興味関心を持てる」という2つの側面があります。自分の能力では難しいと思われる仕事ばかりの事業所は選ばないようにしましょう。
自分が興味を持て、しかも、無理なく能力を発揮できる仕事をすれば、喜びを感じながら働けます。自分だけでは判断しにくいと思う人は家族と一緒に見学にいくとよいでしょう。
2.給料は適正なのか
その事業所で働いている人はどのくらいの給料をもらっているのか、確認しておくことは重要です。同じ事業所でも仕事内容によって時給が異なることもあります。十分に説明を受けてから働くことを決めましょう。
3.明るい雰囲気なのか
働いている人たちは楽しそうにしているでしょうか。スタッフは利用者にどのように接しているでしょうか。雰囲気が暗く、いやいや働いている人が多いように見える事業所や、施設内が雑然として不潔な感じのする事業所は避けるほうが賢明かもしれません。見学に行ったときはスタッフや利用者の様子を観察し、トイレや洗面所なども忘れず見ておきましょう。