就労支援施設を選ぶときのコツ
施設が運営されている主旨を考えて選ぼう
就労支援を受ける施設を選ぶときには、どんな支援を受けたいかをまず決めることが大切です。職業訓練を受けたいのか、求人を紹介してもらいたいのか、就職するとどうなるかを知りたいのかといった形で希望している内容には人によって違いがあります。自分は一般企業で採用してもらえる可能性がある状況なのかを客観的に判断してもらいたいと希望する人もいるでしょう。そのような目的に応じて、適切な施設を選び出さなければ満足できるサポートを受けられません。
就労支援を行っている施設には、国や地方自治体が運営しているところもあれば、公益団体や民間団体が設置しているところもあります。それぞれが異なる主旨を持って運営されているので、その概略を調べて自分に目的に合っているかどうかを判断しましょう。幅広い支援業務を行っている施設でも、メインで取り扱っているのは一つの業務だけということも少なくありません。ホームページやパンフレットを参照するとわかりやすく運営主旨が記載されているので読んで確認してみましょう。
実際に相談してみて継続するかを判断しよう
就労支援をしている施設の多さは地域によって異なり、運営されている主旨が何かを調べてみると、自分の目的に合った業務を行っているのは近くには一つしかないということもあるでしょう。その場合にはその施設にまず行って相談してみるのが大切です。受付をすませると担当の人と話をすることができ、カウンセリングを受けたり、職業紹介をしてもらったり、職業訓練のガイダンスをしてもらえたりするでしょう。このような初回の相談を受けた印象で、本当に自分の目的を達成できる可能性があるかを判断するのが大切です。もし受けたい支援とはちょっと違うというのなら継続して支援を受けるのは断って別の施設に行ってみた方が無難です。
主旨が合っている施設がまだあるならそこに相談に行って良し悪しを吟味しましょう。そのような候補がないときには、少なくとも希望している支援が業務に含まれている施設を順次訪問してみるのが良い方法です。少し手間はかかりますが、実際に相談してみることこそが良い施設を選び出すのに最適な方法だからです。