相談や訓練もできる!就労支援の流れとは?
【就労支援の流れ1】就労相談
就労支援を受ける時は、最初に就労相談ができます。就職先の紹介だけでなく、就労ができるか知りたい時にも相談可能です。就労相談は、ハローワークや地域障がい者職業センター・障がい者就業生活支援センター・就労移行事業所などで行っています。相談する機関が分からない時は、最初に市区町村の福祉担当者に聞いてもいいでしょう。ハローワークの場合、「障がい者専用窓口」が用意されています。地域障がい者職業センターは職業リハビリテーションができ、ハローワークと連携して就労に向けた訓練ができる施設です。相談をした場合、「アセスメント」という職業評価をして、適正や能力に基づいた支援計画を提案してもらいます。
【就労支援の流れ2】職業訓練と求職活動
就労に必要な知識や技能を習得する場合、職業訓練が受けられます。就労相談のアセスメントに基づいて、適した機関に紹介されることが多いです。一般的には企業や事業所に通いながら、ビジネスマナーや挨拶・身なりなどを学び、習慣づける訓練をします。適正や能力によって、読み書き・計算の基礎学習や能力開発訓練、パソコントレーニングなどをすることも特徴です。見学や実習も行い、職場の雰囲気に馴染む訓練もします。職業訓練はそれぞれの支援計画や目標によって異なるため、訓練内容や期間はさまざまです。
職業訓練で技能を習得しながら、就労が可能になった時点で求職活動を行います。ハローワークでは、その時に募集している求人から紹介することが多いです。就労移行支援事業所には、企業から独自に求人を受けていて、適応者がいれば紹介しています。
【就労支援の流れ3】定着支援
就労支援では、就職後に定着できるサポートもしています。一般的に、就職後約6ヶ月間は職場定着支援を行い、定期的な面談をしていることが特徴です。就労支援を受けた人だけでなく企業側とも面談をして、定着しやすい環境作りを提案しています。6ヶ月間で徐々に介入の度合いを減らしていき、最終的には就労支援を受けた人が自立して働けるサポートをしているのです。