FXトレードを体験してわかったこと。自己分析を怠らない
心理戦を克服することが課題
私は、本業の収入だけでは物足りないと感じたため、2016年からFXを始めました。投資をするのはじめでしたので、右も左もわからない状態でしたが、事前に何冊か本を読んでからスタートしたためたいていのことは理解できていたと思います。ただ、相場の動きに関しては自分で体験するまでなかなかわからないものです。
FXを始める前にあることを疑問に感じていました。それは、相場は上がるか下がるかの2種類しかないのになぜ多くの人が儲けることができないのかということです。普通に考えれば、儲かる可能性も損をする可能性もそれぞれ50パーセントずつはずです。その答えは、私自身がFXで実践してみてわかったことがあります。
そもそも、普通に考えれば確率の問題にように感じますが、これは確率の問題ではなく心理戦でした。例えば人間は、儲かっているときには早く決算をしてお金を手に入れたいと考えがちです。
なぜなら、もし相場が反対の方向に突然動き始めたとしたらら、今までプラスになってていたお金すら手に入れることができなくなるからです。例えば、5万円儲けている段階で相場が逆に3万円動き出した場合2万円の損になるでしょう。そうすると、後になって「なぜあの時決算しておかなかったのだろう」と後悔をし始めるでしょう。
もちろん逆の場合も考えられます。もしかしたら、5万円で決算しなければ8万円になる可能性もあるわけです。ですが、人間は損することを恐れて計算をしてしまうのです。少なくとも、自分の場合はそうでした。このように、自分の癖がわかったところであえて自分の癖とも逆のことをしてみたところ、ようやく稼げるようになりました。とはいえ、それだけで大きく稼げるようになったわけではありません。まだ副業とは言えない範囲の稼ぎでした。
長期トレードに専念することに
次に気をつけたのは、短期トレードをしなかったことです。短期トレードの方がお金を大きく稼ぐことができるかもしれない一方で、大きな損が生じてしまう可能性も高まります。そして何より、動きがほとんど予想できないこともわかりました。
少なくとも私には向いていないと感じたため、長期トレードをすることにしました。長期トレードとは、スイングトレードのことをいいます。一回トレードをしたら、数日から数カ月は決算をしないトレードの種類になります。
このやり方を始めてから、確実に損をなくすことができたので、非常にうれしかったです。長期トレードをするにあたり、気をつけていたことはロスカットされないようにレバレッジを高くしなかったことです。
短期トレードの場合は、10倍以上のレバレッジで投資している人が多いですが、長期トレードでしたので2倍から3倍程度のレバレッジに抑えることでリスクを減らしていました。その結果、毎月3万円程度しか儲けることはできませんでしたが、確実に儲けることができた点は大きな収穫でした。
本格的に副業を考えているならば、自分なりのやり方を確立させれば確実に儲けることが可能です。