副業とは一体どういうものなのか
本業ではない仕事が副業
副業とは本業の他に従事している仕事のことで、特に生計を立てたり資産形成をしたりするために収入を得る目的で行っているものを指します。本業と副業の境界線は明確に定義されているわけではないものの、収入額が大きいもの、労働時間が長いものを本業とするのが通例です。会社で正社員として働きながら、他の会社でアルバイトをしているというときには通常は会社員の方が本業になります。
ただ、自営業をしながら会社で正社員としても働いているという場合にはどちらを本業として捉えるかは本人次第です。会社の視点からは本業が会社員となって自営業が副業になりますが、自営業をメインに行っていると自分で考えているなら会社員の仕事が副業となります。
本業と副業は相対的
このように本業と副業は相対的なものです。ただ、多くの場合にはメインにしている仕事があり、それでも余っている自由な時間を使って副業をするという形が一般的になっています。
月曜日から金曜日までは朝から晩まで会社で働き、土曜日と日曜日は自宅で副業をするといったパターンが典型的です。あるいは平日の出社前や帰宅後に副業をして土日は完全に休みにしてしまうという人もいます。本業とは異なる時間にできる仕事があれば副業にできると考えても良いでしょう。
副業が認められていない会社もある
ただし、本業によっては副業をすることが認められていない場合もあります。代表的なのが公務員の場合で、事業規模でない不動産経営などのいくつかの例外を除くと副業は禁止です。それに準ずる形で会社員でも副業が許可されていないことも多くなっています。禁止されているのに副業をしていたという場合には解雇されるリスクもあるので、必ず就業規則を確認して副業可能かどうかを確認するのが大切です。
許可されている場合にも申請しなければならない場合もあり、忘れてしまうと処罰の対象になることもあるので気をつけましょう。副業を始めるときには本業との兼ね合いを考えることが欠かせないのです。