就労移行支援事業所とは平等に社会に進出できる仕組みづくりとして作られた制度
障がいを持つ人でも就労できるように力を身に着けるのが就労移行支援事業所
就労移行支援事業所とは体に障がいを抱えてしまった人のために、健常者と変わらない能力を身に着けることで就労で活躍できる機会を作ってあげる障がい者総合支援法に定められた障がい福祉サービスのことです。憲法の条例の中に平等の重要性が記されているので、内容に則り国が率先して企業に働きかけて障がい者に対しての紅葉の道を創出しています。しかし実際に企業が障がい者を入社させる数というのは、国が指定している数よりも圧倒的に少ないのが現状です。
企業にとっては人材確保ができるメリットがありますが、その反面障がいを持っている人が本当に周りの人たちと協調して作業をこなせるのかそして雇った後に指定している内容をこなせるのか懐疑的に見ているのが原因です。そして働きたいと思っている障がい者にとっても、企業が思っている事と同じようなことを感じているので不安になっている人も多いのです。
そこでいきなり企業に就職して失敗すると、企業にとっても障碍者にとっても不利益になってしまうので第3セクターとして教育と仲介を担っているのが就労移行支援事業所の役割なのです。
就労移行支援事業所ではどんなことを行うのか
就労移行支援事業所に参加できる条件としては、学習障がいやアスペルガー症候群そして自閉症などの発達障がいや視覚障がいや肢体不自由などの身体障がいそして脳の機能に欠損がみられる知的障がい、そして現代医学では、治療が困難な難病を抱えている人が基本的な対象になっています。しかし近年では健常者であっても学校生活や社会人になった時に、対人関係や重労働によるストレスで精神にダメージを負った精神障がい者も対象に加えられるようになっているのです。
最初は綿密な打ち合わせの下で就労したい企業の聞き取りを行いますが。もし就労したい企業が無い場合にはこれまで培ってきたノウハウから就労移行支援事務所側が紹介します。就労先がピックアップ出来たら、その就労先で必要なノウハウを身に着ける勉強を行います。そして勉強と並行して、履歴書や応募書類の添削そして模擬面接などの就職活動サポートも実施します。これらの一連の流れを2年間を目安に行って、就労移行支援の担当者が十分に活躍できると判断した時に希望する就職先に連絡を取って入社試験を受けます。入社試験を受けて不合格だった場合には、別の企業を紹介して受けて合格するまで支援してくれます。そして合格した後も、長く仕事に定着してくれるように仕事上のアドバイスや人間関係での助言など相談を受け付けているのです。