視神経脊髄炎を患っている人の働き方
視神経脊髄炎の人が働くには
視神経脊髄炎とは、脊髄中の髄液に神経を攻撃する抗体が存在し、なんらかの引き金によって自身の視神経を傷つけてしまう恐ろしい病気です。患者は、目や手足などの神経になんらかの異常を持っており、片目が失明していたり、手足が自由に動かせなかったりする方もいます。
視神経脊髄炎を患っている方でも、多くの場合仕事をしています。しかし、朝方の体調が整わなかったり、暑い時期には思うように体が動かせなかったりするなど、頑張りたくても頑張れないうえ、無理をすると再発する恐れがあるため、定期的に通院し自分の症状を把握し、体調をコントロールすることが重要です。
視神経脊髄炎の人が仕事上気をつけること
視神経脊髄炎の人が仕事に就くには、勤め先の理解が重要です。体調によっては仕事がままならないこともあるので、体調のケアを優先して考えてくれる企業や会社でなければ、仕事に遅れが出たり迷惑をかけたりするので、どうしても無理をしてしまいます。
そのため、企業や会社には体調が悪くなったり、再発症状が出た場合は急に仕事を離れる可能性があることを十分理解してもらう必要があります。
視神経脊髄炎であることを伝えるときに心がけること
- 1. 現在の症状の確認
- 2. 急な休みが必要な事がある
- 3. 無理はできない
視神経脊髄炎について理解を得るタイミングは様々ですが、重症化すると取り返しのつかない状況になることを考慮し、面接時にしっかりと現在の症状について伝えておくことが大切です。
その際は、「現在の症状がどの程度なのか?」「体調によっては、休むことがあること」「無理はできない」など、「業務遂行上、理解を得たほうが良い」点について説明し理解を求めることが必要です。
視神経脊髄炎が避けるべき仕事
- 1. 屋外など日が当たる場所で仕事
- 2. 高所で作業する仕事
- 3. 自動車などの運転が必要な仕事
視神経脊髄炎は暑さに弱い難病です。そのため、屋外での仕事は基本的にNGです。とくに長時間炎天下の中で作業を要する仕事は、一気に症状を悪化させる可能性があるため避ける必要があります。
また、本人だけでなく周囲の人にも危険が及ばないように高所での作業や自動車運転を主業務とする仕事についても、慎重な判断が必要です。体調のことも考慮すると、朝が早い仕事・夜の遅い仕事も避けるべきです。