就労支援を受けたときの求職活動のサポート
ハローワークが最も主流
障がい者の就労支援の中で求職活動のサポートに当たるのはハローワークが最も主流です。障がいを負っていて仕事をするのが難しい人でも能力を開発していけばできるものが見つかります。そのための職業訓練を受けることもでき、比較的安い費用で資格の取得を目指せるケースもあります。窓口で相談すれば希望に応じて求人を紹介してもらえるのも特徴で、障がい者の雇用をしている企業からの求人が多数あることも稀ではありません。
転職市場ではよく人材紹介会社が使われているものの、人材紹介を受けると企業は費用を支払わなければならないのが原則です。しかし、ハローワークを使えば費用がかからないため、即戦力となる人でなくても募集したいというときに向いています。結果として障がい者を対象とした募集も比較的見つかりやすくなっているのです。
障がい者就業・生活支援センターもサポートしている
障がい者就業・生活支援センターは都道府県知事により指定を受けて運営されている障がい者の全般的な支援施設です。求職活動をしたいと考えている人に対してはどんな仕事があるか、どのような企業が募集をしているかといった情報提供をしてくれます。ハローワークとも連携をしていて、企業のニーズと求職者の希望をうまくマッチングするのを役割として位置付けているのが一般的です。そのため、業務内容や待遇などが希望に近いものになりやすく、受け入れた企業側からの理解もあって働きやすい環境が手に入りやすくなっています。いわば障がい者版の就職エージェントと言えるサービスです。
